今週のMリーグとか
こんばんは。今週は麻雀のことで書きたいことがたくさんあるのですが、一つ一つのネタの内容自体は薄くなりそうです。思うままに書いていきます。
今週のMリーグ
沢崎選手の復活劇
10月・11月は絶好調だった沢崎選手。11月の終わりから12月にかけて少しずつラスを取る回数が多くなり、調子が下降気味になっていましたが、金曜日の2戦目ではすばらしいトップを取ってくれました!
times.abema.tvABEMAS多井選手が1戦目トップからの連投で2戦目もトップかと思われた南4局。北家の沢崎選手がラス親で大逆転で8勝目を飾ります。可哀想だったのは多井選手よりも、Piratesの石橋選手とドリブンズのたろう選手でしょう。チームポイントがいまいち伸びず、何としてもトップをとりたい状況で、石橋選手は沢崎選手に12000放銃、たろう選手は18000放銃と痛すぎる放銃をしてしまいます。どちらも沢崎選手の手組みが素晴らしかったからなのですが、チームポイントがマイナスである2チームにとっては痛恨すぎました。このトップでサクラナイツが再び200ポイント超えの首位となります。
ただ、沢崎選手はこれまで1戦目でトップを取ったあとの2戦目でラスを取ることが4回もあるのだとか。沢崎選手は全然懲りていないようですが、サクラナイツとして今後沢崎選手の連投をどうするのか、気になるところですね。
藤様3連勝
木曜日の2試合目では、KONAMIの藤崎選手が3連勝目を飾りました。苦しかった2ヶ月を吹っ飛ばすかのような連勝で個人ポイントもプラスになっています。チームが苦しいときにはラスを取らず耐え忍び、チームの調子が上がってくればその勢いを伸ばすようなトップを取ってさらに勢いをつけにいく。まさに藤崎選手が求められている役割をしっかり果たして素晴らしい活躍を見せてくれています。
times.abema.tv藤崎選手はMリーグ加入前からずっとファンを非常に大切にしていて、解説やインタビューを聞くとそのことがよく分かるのですが、今回のインタビューでも(前回のインタビューでも)「KONAMIファンの皆様には、まだ首位の喜びを感じてもらったことがないので、首位になってサポーターの方と一緒に喜びたい」 と語ってくれています。サポーターからすればすごく嬉しいですよね〜。
KONAMIが活躍すると風林火山とっては嬉しくないのですが、藤様が活躍してくれるのはやはり嬉しいですね。
四暗刻の週
今週は四暗刻テンパイが非常に多かった印象があります。役満テンパイは見ているだけでドキドキして心臓に悪いですね。タッキーの大三元をCMではよく見ますが、もう一度今年のMリーグの舞台で見たいものです。
黒沢選手VS近藤選手
1つ目の四暗刻テンパイは火曜日第1戦目。放牧から帰ってきた雷電黒沢選手とチームをなんとか引っ張っているセガサミー近藤選手の対決でした。点棒がマイナスに突入し、今季初ラスか?と騒がれていた近藤選手でしたが、なんとか凌いでラス親で3着目につけていました。このまま連荘で点数を稼ぎにいきたい場面で、暗刻系に手牌が伸びていきます。そんな中、四暗刻一向聴のときにサクラナイツ沢崎選手が捨てた2萬を鳴かず、トイトイ・三暗刻の親満テンパイを取らなかったんですよね!そして自身でツモり四暗刻の聴牌をもぎ取り、リーチをかけます。
対する黒沢選手は、近藤の親リーチを受けながらまわりにまわってツモり四暗刻のテンパイを果たします。しかし黒沢選手から打ち出されたテンパイ打牌の白が近藤選手のロン牌だったため、リーチ・白・三暗刻・トイトイで1万8000点(+1500点)の放銃となってしまいました。
times.abema.tv放牧から帰ってきた黒沢選手でしたが、手痛い放銃で3着で復帰戦を終えました。残りの1週間で復活を遂げることはできるのでしょうか?そしてラス回避100%継続中の近藤選手の連続記録にも注目したいところです。
そんな白熱した試合の中で、苦しかったのがドリブンズの園田選手。最終局でテンパイなのにノーテン宣言をしてしまうというミスを犯してしまいました。
最後のノーテン宣言は伏せていた場面が記憶にありません。9sポン考えてたところまでは覚えているのに…控え室に戻ってくるまで伏せてたことに気付いていませんでした。多分現在のポイント状況とトップ取れそうなところからの連続マンガン放銃からのラスの喪失感だと思います。本当すいませんでした。
— 園田賢 (@sonodaken) December 9, 2019
times.abema.tv期待値を追い続け冷静に麻雀を打つ印象のある園田選手ですが、極限状態になりこのようなミスをすることもあるんですね。スポンサーを抱えたチーム戦の怖さの1つでしょう。小林選手がこのようなことをしてしまった日には、いよいよという感じがしそうです。
白鳥選手の四暗刻単騎
こちらもドキドキしましたねー。ABEMAS白鳥選手が2局連続で四暗刻をテンパイし、そのうちの四暗刻単騎を出アガリするなんて!大きめのトップだったPirates小林選手からの直撃でABEMASはトップ、Piratesは3着で試合が終了しました。
times.abema.tvただ、放銃した小林選手は、スッタン放銃よりも次局の風林火山勝又選手に放銃した1000点の方がキツかったようですね。(この放銃で2着目から3着目に落ちてしまい、順位ポイントを20ポイント失ってしまったので)
↓その様子がこちら↓
「大和証券Mリーグ2019」
— U-NEXT Pirates (@unext_pirates) December 13, 2019
【#控室映像】小林選手#路上感想戦 よりも先に船長の帰還シーンを公開します。昨日の四暗刻単騎放銃でショックを受けているサポーター・ファンの皆さま、チームの雰囲気は引き続き明るいので大丈夫ですよ。#Mリーグ #UNEXTパイレーツ #小林剛 pic.twitter.com/mNKzBpNgGh
Mリーグの話はここまで。風林火山は可もなく不可もなくといった耐え忍ぶ麻雀で頑張ってくれています。今週は活躍してくれることを期待!
今週の鳳凰位戦
日本プロ麻雀連盟のリーグ戦がいよいよ佳境を迎えているのでその話も少しだけ。
A1リーグ
今週はA2リーグへの降級者が実質決まるA1リーグの中で最も面白い試合が行われました。対戦メンバーは、下記画像(@SanshiroOba)の下位4名。
サクラナイツ沢崎プロ、KONAMI前原プロ、セガセミー和久津プロ、そして現十段位伊藤プロです。なんとMリーガー3名が降級争いをしています。ポイント状況を言うと、沢崎プロが3者を引き離しているのでよほど負けない限り残留濃厚。一方12位の伊藤プロは相当勝たない限り降級決定。前原プロと和久津プロのどちらかが残留?といった感じでした。
しかし結果は、まさかの沢崎プロ・伊藤プロが残留、前原プロ・和久津プロが降級!伊藤プロが大逆転の4連勝で残留を勝ち取りました。
times.abema.tvさすが死神。いつも体力・気力の関係で4回戦目でポイントを落としてしまう伊藤プロですが(巷では「魔の4回戦」といわれています)、この日は調子を崩すことなく「魔の4回戦」を克服したようでした。A1リーグ最年長の底力を見せつけた日になりました。
和久津プロが降級してしまったのが非常に残念です。ですがここ1,2年A1リーグで勝ち切ることができず、ギリギリで残留していたのも事実です。以前のようなアマゾネスが復活してくれるのをMリーグでもA1リーグでも期待しています!
A2リーグ
連盟のMリーガーが数多くいるA2リーグも、昇級争い・残留争いが白熱しています。
現在のポイント状況はこちら。
◎第36期鳳凰戦A2リーグ最終節組み合わせ
— 大庭三四郎 (@SanshiroOba) December 11, 2019
A卓(12/17):ダンプ大橋vs西島一彦vs白鳥翔vs藤原隆弘
B卓(12/18):魚谷侑未vs一井慎也vs客野直vs猿川真寿
C卓(12/24):内川幸太郎vs古橋崇志vs山田浩之vs藤島健二郎
D卓(12/25):佐々木寿人vs近藤久春vs黒沢咲vs二階堂亜樹 pic.twitter.com/DIuz2SBhe3
ABEMAS白鳥選手、セガサミー魚谷選手が残留争い、サクラナイツ内川選手はほぼ残留決定、KONAMI佐々木選手、雷電黒沢選手、風林火山亜樹選手が昇級争いというのが現状ですね。どの選手にも頑張って欲しいのですが、特に今年から応援しているのが、西島一彦プロ。55歳まで商社に勤めて海外を転々とし、早期退職をして麻雀プロになり、現在齢72?歳。今年度ようやくA2リーグに昇級した選手です。麻雀のスタイル等はまだはっきりわからないのですが、インタビューを聞いているとその人柄のよさが滲み出ていて応援したくなるプロの一人になりました。
連盟のHPに過去のインタビューも掲載されているので、ぜひそちらも読んでみてください。55歳で退職し麻雀プロになった経緯も書かれています。
www.ma-jan.or.jpwww.ma-jan.or.jp
タッキーも早くC1リーグから這い上がってくれ!
令和初最強位ついに決定!
土曜日に行われた最強戦の話もしようと思っていたのですが、疲れてきてしまったので、ざっくりと。まずはC卓予選。セガサミー近藤プロがオーラス逆転トップで予選通過!「カッ!」も見れて満足です。近藤プロはやはり魅せてくれました。
times.abema.tvそして予選D卓。こちらもすごかった。協会の雀王堀プロが大トップで予選通過確実かと思われましたが、ラス親の藤田社長が4000オール、6000オールでトップをまくったのが衝撃でした。捨て牌状況からリーチをせず黙テンを選択し、堀プロからの直撃を狙ったりと大きく引き離された2着から虎視眈々とトップを狙う様子は、見ていて非常にワクワクしました。プロでなくとも、経営者の勝負勘というのは侮れないですよね。しかし、最後に予選通過したのは再逆転をした堀プロでした。逆転手をしっかり作ったところはさすがです。
times.abema.tvそして決勝戦。令和初の最強位を獲得したのは、将棋棋士・鈴木大介九段でした!最後まで攻めきって自らアガリをものにする様はプロにも引けをとっていませんでした。以前からアマ代表として麻雀駅伝には出場されていてその強さを存分に発揮していますが、最強戦という大舞台でもその強さは健在でした。おめでとうございます!
1ヶ月分ぐらいの量のブログを書いた気分です。来週は冬期講習やらで激務なのでブログをお休みするかもしれません。Mリーグ年内最終週がおもしろかったら更新しようかな。それでは。