麻雀のことをメインに書いていたぶろぐ

Mリーグを楽しむ日々でございます。お手柔らかに。

RTD Quarterfinal B卓とか

こんにちは。もう7月も終わりなんて信じられないです。

年始の目標に点数計算を少し覚えると書きましたが、それに向けた努力は全くしていないnonstyleです。麻雀の試合をいくら見ても細かい部分を言ってくれるわけではないのと、大物手が出るとだいたい2000/4000からになるので覚える必要がないという言い訳をしておきます。

点数計算を覚えるコツってあるんですか?やはり実践を通してやらざるを得ない状況を作らないと難しいでしょうか?

 

RTD Quarterfinal B卓結果

少し前のお話ですが、RTD Quarterfinal B卓のお話を。

今回はSemifinal出場のラスト1枠をかけた全2戦の戦いが行われました。出場者は予選リーグ3位の4名。

朝倉ゆかり

金太賢

松本吉弘

白鳥翔

今期唯一女流プロで勝ち残っている朝倉ゆかりプロに、渋谷ABEMASの松本プロと白鳥プロ、そして惜しくもMリーガー入りは叶わなかったもののMリーグ駅伝では素晴らしい解説を披露してくれた金プロという対戦。RTDトーナメントでないとなかなか見られない豪華メンバーでの対局となりました。

 

全2戦のスプリント戦かつ1位のみ通過なので、トップを1回はとらないと通過は厳しい状況。そんな中、1回戦では金プロが+76.9ポイントを獲得し圧勝で初戦を制しました。

1位 金太賢(協会) 56900点 +76.9(1/2)
2位 松本吉弘(協会)35700点 +15.7(1/2)
3位 朝倉ゆかり(協会)6600点 ▲33.4(1/2)
4位 白鳥翔(連盟) 800点 ▲59.2(1/2)

金プロは松本プロを抑えられさえすれば、だいたい通過というかなり有利な状況で臨んだ2戦目。しかしここで頭角を現してきたのが朝倉ゆかりプロ。守りの意識が強い朝倉プロが攻めに攻めた結果、金プロが全くあがれずじりじりと点数が削られていきラス目に。金プロがラス目に転じ、朝倉・白鳥プロが奮闘したことで、金プロ以外の3選手にも通過の芽が出てきて試合が一気に面白くなりました。

オーラス時にはこの状況。(2本場)

1位 白鳥翔(連盟) 36200点 
2位 朝倉ゆかり(協会) 31200点
3位 松本吉弘(協会) 25900点
4位 金太賢(協会) 6300点

 

金プロが(それでも)アガれば通過、松本プロも2着になれれば通過、朝倉ゆかりプロは1000/2000ツモ、白鳥プロはもう少し連チャンを続ける必要あり、という大混戦のなか勝負手を作って制したのが朝倉ゆかりプロ。3巡目にテンパイをするとそのままリーチ!リーチ・一発・ツモ・發で8000点(+600点)に仕上げて条件クリアをしました。

終結果がこちら。

1位 朝倉ゆかり(協会) 40300点 +60.3
2位 白鳥翔(連盟) 32000点 +12.0
3位 松本吉弘(協会) 23700点 ▲16.3
4位 金太賢(協会) 4000点 ▲56.0

2戦トータルの結果はこちら。

1位 朝倉ゆかり(協会) +26.9(2/2)
2位 金太賢(協会) +20.9(2/2)
3位 松本吉弘(協会) ▲0.6(2/2)
4位 白鳥翔(連盟) ▲47.2(2/2)

2回戦目、金プロはなんと焼き鳥だったそうです。それでも最終アガれば通過だったということはそれだけ1回戦目の大トップが有利だったということでしょう。今年のRTDの中では一番おもしろい試合だったと思います。

 

RTD以上に面白かった対局をご紹介

今週の月曜日、私が一番好きな麻雀プロである前田直哉プロが自団体のリーグ戦で対局をしていたのですが、そのときの1局が神がかっていたのでご紹介。

2回戦南3局(親 前田)

南家のHIRO柴田プロが純全三色の手を仕上げペン七索(ドラ)でリーチ!捨て牌に4筒があるのがわかるでしょうか?明確な意志を持って手役作りをしていることがわかると思います。1発裏ドラなしのルールにおける出アガリ跳満は大物手中の大物手。ドラ待ちなので簡単に出る牌ではないので、相手の速度を遅くしつつ、自分で引き上がるためにリーチをかけます。

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リーチを受けた直後の前田プロの手牌。役なしですが、ここは一気通貫の振り替わりを見て一旦ダマテンにとります。

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すると次順に理想通りの8筒を引き、高め一気通貫の3面張!親やしここはリーチ!

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と普通ならいきたいところですが、なんとここでもダマを継続。

すると次順、なんとHIRO柴田プロのアタリ牌である七索を掴んでしまいます。

親やしドラだろうが即切りでしょ!と解説陣がいう中、前田プロの選択は......

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悩みに悩んだ結果9筒切り!テンパイを崩します。ダマテンにした以上さすがにドラは切れないといったところでしょうか。

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するとさらに次順、まさかの8索ツモ。ここで一気に三色の可能性が出てきました。勝ち目があると判断した前田プロはようやくリーチ!対面の沢崎プロも鳴いて攻めてきているので、沢崎プロの現物を丁寧に選んで切りました。

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そしてHIRO柴田プロから直撃!12000点の加点に成功しました。

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解説の白鳥プロが「今まで見た中で一番すごい局かもしれない」とずっと言っていて、私もテンションマックスで見ていました!!!!

こういう守りの強さが前田プロの強さの秘訣なのですが、その強さが存分に発揮された最高の1局でした。

感想戦、高め一気通貫黙聴について「1筒の感触がよくなかったことと、1筒以外であがってもただの平和にしかならないのでリーチする価値はないと判断して黙聴にした」と言っていました。

おもしろい実況とともに来週の月曜日までAbemaTVで見ることができますので、ここだけでも見てください!2時間28分ごろからです。

abema.tv

 

近況?

現在の職場に勤めて早2ヶ月が経つわけですが、私より2ヶ月早く勤めだした同世代の女性が退職することになりました....社長を始めとする幹部の方と相性が合わなかったようです。小さい会社なので人間関係って働く上で特に重要な要素になりますよね〜。同世代の女性がいなくなるのは少し寂しいと感じた出来事でした。

もう一人の同世代の女性(このかたも4月入社)と3人でプチ送別会を最終出社日に予定してます。

それでは。